私たちのこと 私たちのこと

長野県の北部 信州中野を拠点として薪ストーブ、ペレットストーブの取付施工、薪、木質ペレット燃料の販売を行っております。
2006年にパイプ屋本舗を母体の三沢パイプ工業株式会社(上下水道・ガス配管、設備工事会社)の事業部として設立。
その後、県内外において主にペレットストーブの取付販売を行い現在に至ります。

 

 

事業立上げの21世紀初頭、ちょうど世の中では化石燃料の枯渇や地球温暖化が問題視されはじめていました。そこで薪という燃料、木々は再生可能である為、薪ストーブが注目され始めたのです。更にペレットストーブは、木をペレット状に加工した燃料をモーターによる自動供給が可能で誰にでも扱い易く、世界的に注目されたようです。
2006年頃、当事当事舶来品ではカナダ製ENVIROのペレットストーブ、また国産では、近藤鉄工さんの「モダンロ」や金子農機さんの「ペレチカ」が人気がありました。当時、既に薪ストーブは、海外製品の豊富な種が輸入されていましたが、ペレットストーブはまだまだ片手と少しほどの種類しかなかったように思い出します。今ではとても多くの種のペレットストーブが輸入され、また国産ストーブも素晴らしい機種がたくさん増えました。

現在も引き続き既存ストーブメンテナンス共々、新規ストーブ導入と大変多くのお客様より有り難く御用命をいただいております。

「心より、有難うございます」

 

 

 

<店主の思い>

「ペレットストーブ、薪ストーブって実際どうなの?」

 

 

店主の私は長野県長野市稲田町に在住しており、仕事柄当然に冬の暖房には薪ストーブとペレットストーブを活用しております。

参考までに長野市は、栄村に飯山市や信濃町、飯綱町などほどの豪雪地ではありませんが

近隣の中野市、山ノ内町、須坂市、小布施町、高山村と同じく雪が降り積もります。

少し南下した千曲市、坂城町、上田市となりますと積雪はかなり少なくなります。

長野市は真冬朝の外気温は-5℃が平均値となり、日中は-1℃~3℃前後です。

我が家の話ですが、2003年の建築時はまだペレットストーブを知らないでおりましたから、当事暖房熱源として確実に安かった灯油を選択し、1階は灯油床暖房、2階の3部屋をそれぞれ灯油温水ルームヒーターとしました。(屋外熱源機は、給湯もまかなうノーリツ様の石油風呂暖房給湯機器です。)

その後数年は快適に冬を過ごせましたが、2007年前後の石油価格高騰の始まりにより、

床暖を控えめにして、アラジンストーブを補助で焚いていました。

それと並行し木質燃料たるペレットストーブを知り事業としてはじめることとなり

当然に我が家の暖房はペレットストーブと薪ストーブになったのです。

それから時が十数年経ち2022年の今、それぞれのストーブの実用性は実際どうなのか?を、

これから新居にまたは既存のお宅に導入を検討される方々への参考にしていただけたらと考え、商売から少し外れて個人的な経験値からの案内となりますが以下に記載します。

以下源氏名を三ツ星焚人(三ツ星タクト)と名を変更です・・

 

 

三ツ星焚人の開口一番!

「やっぱ薪ストーブが最高だね・・」

これが十数年体感した三ツ星焚人含む我が家の正直な感想です。

焚き付けから温度管理で薪を足し入れるなどのアナログながら

燃焼が安定したあの100%輻射熱(放射)の暖かさは、温泉のように体の芯から温めてくれるからです。

ただし以下が御注意点です。

本音その一!燃料代たるランニングコストは安いモノではありません。

(参考コストは薪ストーブカテゴリーを参照ください。)

買えば高い薪コストや、だからとチェーンソーや薪割機使い作れど腰曲がるくらいな実際かなりな重労働で大変な現実を御想定&御了承ください。

本音その二!近隣から煙のクレームが確実に無いであろう立地環境ですか?

ストーブ購入工事総額ざっくり100万円にチェーンソーと斧と薪割機購入に薪棚などなど

と合計150万円近い高額な初期イニシャルコストで導入したにも関わらず、御近所から「煙が臭います・・」と言われたらどうしますか?・・

薪ストーブの煙りの臭いに関しては、根本的に薪の乾燥度合いや焚き方、ストーブ構造の燃焼機構などなど、環境でかなりまちまちでとても難しい話となりますが、ガスや灯油など何かを焚く以上、また良質たる薪、燃焼方法、構造がいかに優れたとしても無臭にさせることはかなり難しく不可能ではないでしょうか・・更には個々の感じ方に臭覚能力の差などがあります。

古くより人は木を焚いて生きてきましたから、木の燃える煙は嫌いなはずがなく

キャンプでの焚き火を好まれる方は大変多く、私自身もむしろあの煙の臭いは好きです。

ただし低温時は煙突によるドラフトが低減するため、並行し給気少ない酸素不足な目にしみる煙・・焚き付けもそうですが・・あれは大半の方が苦手なのですね・・

これは我が家の実体験です。使いはじめて3年後に煙突が一番近い左隣西手のお宅から「臭います」と言われてしまいました。そこで南正面の三軒、東隣と北側の三軒の御近所様らに確認したところ他の皆様からはまったく臭いませんとのことでした。

西隣のお宅も御近所はほとんど高気密高断熱住宅です。各住宅の外壁には24時間換気システムの給気口がいくつか取付られており、風の流れや影響により煙が近くを通る際、その給気口はその煙を上手に吸込みます。この時、通常たる高温(200℃~300℃)での暖房燃焼であれば気になる匂いではないのですが、低温時の給気不足たる煙であれば、ほんの少し吸っただけでも室内に嫌な臭いが広がります。

その為に、これは私がストーブの仕事をしているから出来たことだと思いますが、

なんとストーブと煙突を夫婦による大工事で東側に移動したのです。

煙突移動も大変ながらレンガ炉台とレンガ遮熱壁作りはハードでした・・・

本音その三!まあまあ虫とか大丈夫でないとね☆

薪は当然に木ですから、割れば幼虫がしばし出てきますし、薪棚で薪作れば虫の良い住み家となり蟻がたくさん・・住宅への侵入防止策もせねば柱など心配です・・

 

本音その他!

・焚き方によりまちまちですが煙突掃除が必要です。(1年毎が理想です)

また機種により本体内部の掃除が必要です。

それぞれ御自分DIYなら無料、一般的にはストーブ屋さんによる有償メンテナンスです。

・当然に点火は焦らずの手作業たる手動ですから、お子様には任すことができず、焚き付け上手な奥様も多くいらっしゃるでしょうが、大半は御主人頼りの毎朝となりそうです。

また、まれですが点火に失敗した際に煙が逆流して、瞬時に家中が耐えがたい燻された煙臭いに染まり家族皆から犯罪者扱いをうけます・・笑

・補足と個人的な感想ですが・・

焚き火経験ある方々は察しの通り、焚き付け時の細木がとってもたくさん必要です。

薪作りもそうですが、この細木作りにも追われます。

 

 

そしてまた

更なる大きな声で「やっぱペレット素敵♡」

本音その一!

同じ木を焚いてのストーブ暖房ではあるのですが

大げさながら薪ストーブを、真夏に馬を飼いならして馬車に乗るとしたら

ペレット状に加工された木をモーター制御による自動燃焼は

まさにエアコンきいたモーターカーたる自動車です。

点火はボタンですからお子様でももちろん可能。

更にはタイマー点火により朝から暖かで、とにかく操作が楽ちん快適なのです。

(手動点火タイプでタイマーのないペレットストーブも一部あります)

本音その二!

点火時に少し煙が出ますが、通常燃焼時は目に見える煙がほとんどありませんから

住宅地での煙のトラブルを聞いたことはまずありません。

気をつけて近づいて匂いを嗅いでみても甘いよい香り♪

(ただし、質の悪いペレットや掃除の怠りでは煙がでますよ)

本音その三!

ペレットストーブは温風式がほとんどですが、馴染みの灯油ファンヒーターらと違い

正面の広いガラス面からは当然に薪ストーブと同じ輻射熱となりますから

理想的なストーブ機構で実に暖かいです。

本音その四!

初期導入費用は薪ストーブと比べたら半分ないし3分の1ほどの総額40万円~50万円が相場ではないでしょうか。(本体が50万円以上するストーブも多種ありますが。)

高額ながら薪ストーブと比べたらリーズナブル♪

本音その五!

薪ストーブはほぼ鉄、鋳物たる箱作りですから壊れにくいのですが、車や家電と同じく内部パーツのヒーターや電機モーターらは経年でやがて劣化してダメになります。

我が家の2台のペレットストーブは使用後5年前後でまずは点火ヒーターの交換をしました。それぞれ10年以上活用しており、今一度そろそろヒータ―交換の時期が想定されます。(こちらは点火ヒーターと作業費含めて一般的に15,000円~25,000円くらいになろうかと思います。)

10年何もパーツ交換せずに活躍のペレットストーブが半数近いのですが

当然に使用時間や環境により、オーガモーターというペレットを供給するモーターや、温風ファン、そして燃焼コントロールの排気ファンなどが経年で劣化して交換が必要となります。(3万円~10万円と費用がかかります。)

ま10年もしたら車や家電は当然に買い替えですがね。

本音その六!

停電時、一般的なモーター制御たるペレットストーブは当然に使えません。

ただ我が家の場合、15年近く中部電力様らの影の努力により停電で困ったことはありませんでしたし、もし長期停電となった場合は、例の灯油ストーブたるアラジンストーブと同様、災害に備えては電池、または手動点火可能な反射式の灯油ストーブらを普段から少し活用されるのも良いのかなと感じております。

本音その他!

・木質ペレット(ウッドペレット)は工場にて木々を粉砕し熱により乾燥させて圧縮加工で生産されますから、確実に幼虫や虫はほぼ皆無です。

・ウッドペレットはナイロン入りですから乗用車での購入運搬がしやすく車内はもちろん当然に保管場所や室内も汚れません。

・ペレットストーブもストーブ本体や煙突(排気筒)の定期掃除が必要です。

しかし、一般的に2mほどの排気筒な為掃除はしやすくて、稀なケースを除いては

御自分でされることは当然に可能で家計にやさしいです。

(ストーブ販売業者らなどによる専門技術が必要な機種やケースもあります。)

 

 

さていかがでしたでしょうか?

上述しました個人的な見解ですがどうぞ御参考にしていただき

素敵なストーブとの出会いと

ウッディーなストーブライフをお楽しみください。

 

三ツ星焚人

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